相手から勝ち取ったと思っていた物が、相手から与えられた物だったら。
東野さんの作品の中から、最もSF的に仕上がっている作品をピックアップしてと言われたら、私はこの作品を選びます。
自分の好きな人が、自分の彼女である「ストーリー」と、自分の好きな人が、友人の彼女という「パラレルワールドストーリー」が、作品の最後にひとつにつながり「ラブストーリー」に完成します。途中で二つの世界を交互に描きながら、少しずつ謎が解けたり、謎が深まったりするところは、さすが、ミステリー作家「東野圭吾」ですね。
作品冒頭と最後の、平行して走る電車から彼女が見える描写が心に残ります。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
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